こんにちは、元国家公務員のアールです。
僕は国税専門官として法人課税部門で3年間働きましたが現在は退職しています。
僕が国税専門官を退職した理由が知りたい方は、「国税専門官の退職 – なぜ私は道を変えることを選んだのか」をクリック!
「国税専門官はうつ病が多いと聞いたけど、実際はどうなの?」と不安になっている人はいませんか?
そんな方に向けて、今回は国税専門官はうつ病が多いのかそしてその理由について解説した記事を書きました!
それでは、どうぞ!
国税専門官はうつ病が多いのか?
結論、国税専門官はうつ病になりやすい傾向にあります。
国税専門官はうつ病が多いとよく言われます。
実際に僕もうつ病のような症状が表れましたし、周りの同期でも複数名うつ病で退職または、休職をした人がいました。
では、なぜ国税専門官はうつ病になりやすいのかを解説していきます。
うつ病の原因その1 納税者から嫌われる
国税専門官は、嫌われ者の仕事です。
税務調査をすると納税者から文句を言われることがしばしばあります。
僕は、税務調査に行くと、「早く調査を終わってくれ」、「他に悪い会社はいくらでもいるだろ」だとか散々文句を言われました。
このように、納税者から厳しい言葉を受けることが多く、精神的な負担がかかります。
国税専門官になるためには、このような文句に対して慣れなければやっていけません。
慣れずに、国税専門官を続けるとうつ病を引き起こすきっかけになるのです。
僕は、納税者からの文句になかなか慣れなかったよ。この仕事を通して感謝される仕事に就きたいと思ったなー
うつ病の原因その2 板挟み状態になりやすい
国税専門官は調査の過程で、上司や税理士との対立に直面することがあります。
上司からの指示と税理士や納税者の主張との間で板挟みになることは珍しくありません。
例えば、上司は「この費用は業務上必要ないから経費にできない。」、一方で税理士は「業務上必要な物であるから経費にできる」であるなどです。
自分が税理士の言い分が正しいと言っても上司の意見を通さないといけないため、板挟みになるのです。
また、異なる上司の指示が食い違う場合もしばしばあり、国税専門官はストレスを感じることがあります。
このように、板挟みがストレスの原因になり、うつ病のきっかけとなるのです。
上司と税理士が対立したら、上司が税理士を直接説得してくれればいいのに
うつ病の原因その3 やりがいが見つけにくい仕事
国税専門官の仕事は重要であり、税金の徴収を通じて社会に貢献しています。
しかし、誰からも直接感謝を伝えるものはいません。
国税専門官が感謝されるとしたら、税金を使って恩恵を受けている生活保護者の人々でしょう。
感謝されることをやりがいに仕事をしてきた人にとっては、国税専門官の仕事はやりがいを感じにくい仕事であり、続けることが困難になります。
仕事でやりがいがないということは、無気力になりやすく、うつ病になりやすくなるということです。
国税専門官を続けるには、感謝されること以外で、やりがいを見つけなくてはなりません。
僕は、国税専門官に入ってから、自分は感謝されないことが、どれだけ辛いのか身に染みてわかりました。
まとめ
最後に今回のおさらいをしましょう。
国税専門官はうつ病になりやすい傾向にあります。その原因は以下のとおりです。
- 納税者から嫌われる
- 板挟み状態になりやすい
- やりがいを見つけにくい
この記事を読んで国税専門官を目指すうえでの参考になれば嬉しいです。
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