[元国税専門官が教える]国税専門官の仕事はホワイト?

仕事

 こんにちは、元国家公務員のアールです。

 僕は国税専門官として法人課税部門で3年間働きましたが、現在は退職しています。

 僕が国税専門官を退職した理由を知りたい方は、「国税専門官の退職 – なぜ私は道を変えることを選んだのか」をクリック!

 国税専門官を目指す人の中で「国税専門官の仕事はホワイトなのかな?」と悩んでいる人はいませんか?

 そんな方に向けて、国税専門官がホワイトであるかについてまとめた記事を書きました!

 この記事が国税専門官を目指す人の参考になれば嬉しいです。

 それでは、どうぞ!

国税専門官はホワイトなの?

 国税専門官の仕事はホワイトです!

 その理由は以下のとおりです。

  • 給料が安定している
  • 上司からのハラスメントは少ない
  • 仕事内容がブラックではない
  • 残業が少ない
  • 休みはとりやすい
  • 仕事の自由度が高い

 それでは、それぞれの項目について解説していきます。

 

給料が安定しているとは?

 国税専門官の給与は、民間企業の給与と比べて安定しています。

 給与は基本的に定年まで上が続け、ボーナスも毎年支給されます。

 給与は初めの頃は決して高いとは言えませんが、定年まで仕事を務めることができれば、大企業の給与と同等の生涯年収を得られることでしょう。

 また、国税専門官の給与は出世の有無に関わらず、同じ勤続年数の人とは給与水準にそれほど変わりません。

あーる
あーる

出世なんかどうでもいいという人にはうってつけだね。逆に言えば、頑張っても給与に反映されないということだけど、、、

 ただし、国や地域によって異なるため、給与水準は変動することがあります。

 例えば、東京都特別区の税務署だと地域手当は基本給の20%をもらえますが、田舎の税務署の場合は地域手当は0%です。この地域手当の差で1年目の給料だと月に4万円以上変わってきます。

 そして、税務署の近くには、宿舎があり、値段は基本1万円以内で済みます。ボロいですが、、、。

 民間の部屋を借りる人は、家賃手当がでて、約家賃額の半分が支給されます。

 給与について詳しくは、「国税専門官の初任給について徹底解説」をお読みください。

上司からのパワハラは少ないとは?

 基本的に職場の人間に変な人はいないので、パワハラなどの問題は少ないと思います。

 公務員全般に言えることですが、公務員は民間企業と違って、利益を求めなくていいので、「契約とれるまで帰ってくるな」とか「お前が出した損失は自分の給料が天引きする」とかそんなことは言われません。

 僕の場合は、最初の署に配属された時の指導係が暴言を吐く人でしたが、周りの上司が気遣ってくれて、声をかけてもらいました。

 また、国税専門官では、定期的にパワハラについての研修を行っています。

 このように、人間関係ははずれもありますが、国税専門官の職場にパワハラをしてくるような人はいないと思ってもらっていいでしょう。

アール
アール

他の上司のフォローがなければ、1年でやめていました。

仕事内容がブラックではないとは?

 国税専門官の仕事内容は税制に関する専門知識を活用して、以下のような業務を遂行します。

  • 税務調査
  • 納税者へのアドバイスと税務相談
  • 滞納者に対して徴収
  • 確定申告の周知活動 等

 これらの業務は、高度な知識を必要とし、知識を習得するまでには、長い年月を要しますが、一度知識を習得すれば、税金のスペシャリストとしてのキャリアを順調に歩むことができ、大変な仕事も天職となるでしょう。

 ただ、国税専門官の仕事は納税者から嫌われる仕事であり、感謝されないことは覚悟しておいてください。

 仕事での喜びは感謝されることで見出す人も多いですが、国税専門官はそれをやりがいにできないので、他のことでやりがいを見つけなければなりません。

 また、仕事の中に、納税者へ送る文書などを書く業務があるのですが、公務員は文書の書き方にうるさく、何度も手直しさせられます。

 相手に伝えられればいいものを公務員独特の言い回しに手直しする時間は生産的ではなく、頭を悩まされることもあります。

アール
アール

一枚の文書を作るのに2日かかったこともありました。

 仕事内容について、詳しくは「国税専門官の仕事を各部門別に紹介」と「[元国税専門官が教える]国税専門官の一日」をお読みください。

残業時間が少ないとは?

 残業時間は一般的には比較的制約されており、定時の17:00に業務を終えることが多いです。

 遅くても、みんな19:00までには帰っていました。

 ただし、2月から3月にかけての所得税の確定申告の時期は忙しく、残業時間が長くなることもあります。

あーる
あーる

僕も基本18時までには帰っていて、一番遅かった時でも20:00だったよ。

休みがとりやすいとは?

 国税専門官は、公務員として一般的な休暇制度をつかうことができます。

 通常の週末休暇や祝日に加えて、有給休暇や年次休暇も提供され、休みを取りやすい環境が整っています。

 年次休暇は年間で20日付与され、みんな自由に有給をとっています。

 有給使っていない人がいれば、有給とりなさいと言われている人もいました。

仕事の自由度が高いとは?

 国税専門官は仕事が慣れてくれば、スケジュールを自分で管理するようになり、取引先や銀行に行く必要があると判断したら、上司に報告し、自分の意思で行くことができます。

 また、税務調査は基本一人で行うので、調査の方法は、自分で考えて行います。

 しかし、税務調査の過程で上司から、あれやれこれやれと指示は飛びますので、全てが自由な訳ではありません。

まとめ

 国税専門官の仕事は、給料人間関係仕事内容休みのとりやすさ仕事の自由度、総じてホワイトだと言えます。

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