こんにちは、元国家公務員のあーるです。
僕は国税専門官として法人課税部門で3年間働きましたが、現在は退職しています。
僕が国税専門官を退職した理由はこちらから。
国税専門官を目指している人の中で、「私は、国税専門官に向いていないのではないか?」と悩んでいる方はいませんか?
そんな方に向けて、国税専門官に向いていない方についてまとめた記事を書きました!
国税専門官を目指す方が少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、どうぞ!
国税専門官に向いていない人とはどんな人?
国税専門官に向いていない人は以下の7つに当てはまる人です。
- 同情しやすい人
- 数字に苦手意識がある人
- 人と話すのが苦手な人
- 税法に興味がない人
- ストレスに弱い人
- 副業したい人
では、それぞれの項目について解説していきます。
同情しやすい人とは?
国税専門官の仕事を続けていくと、納税者に同情してしまいそうな事案がでてきます。
お金がないのに、税務調査によって多額の税金を納めさせることがあるのです。
そんな納税者は職員に向かって「どうにかしてくれないか」と懇願してきます。
しかし、国税専門官は私情を挟むことを断じてできません。
そのようなことがあれば、他の納税者にとっては、不公平になってしまうからです。
そのため、国税専門官は納税者に同情しない毅然とした態度が必要なのです。
数字に苦手意識がある人とは?
税務業務は数字から避けることができません。
税金の計算、帳簿の調査、データの分析などが日常業務です。
数字に苦手意識がある人は、税額の計算の間違い等を起こしやすく、仕事で思うような結果を出すことができません。
逆に数字に慣れている理系は、武器になるかもね
人と話すのが苦手な人とは?
国税専門官は、納税者とのコミュニケーションをとることが日常茶飯事です。
税務調査でも納税者に質問することから調査が始まります。
また、難しい税法を素人の納税者に説明することもあります。
人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は国税専門官にならない方がいいでしょう。
税法に興味がない人とは?
国税専門官は難しい税法の知識が必要になります。
税法の知識は簡単には習得できず、専門知識の習得には何年もかかります。
税法に興味がない人は何年もかかる専門知識の習得に嫌気がさして、国税専門官の仕事を意欲的に行うことができなくなるでしょう。
また、税法は常に変更されます。
国税専門官はこれらの変更に迅速に適応し、最新の情報を把握する必要があります。
国税専門官は税法を学ぶことが必要不可欠なのです。
ストレスに弱い人とは?
国税専門官の仕事はストレスがかかりやすいです。
国税専門官は納税者に嫌われる仕事であるため、「早く調査を終われ!」「税金泥棒!」など罵声を浴びることがあります。
ストレスを感じやすい人は、納税者からの心無い言葉を流すことができず、国税専門官の仕事を続けることが難しくなります。
納税者の言うことを真に受けては国税専門官を務めることができません。
副業したい人とは?
公務員全般的に言えますが、国税専門官も同様に副業をすることができません。
将来の資産形成のために複数の収入源が欲しい方は民間の企業に務めた方がいいです。
副業禁止は今の時代に合ってないよね。
まとめ
最後に今回の内容をおさらいしましょう。
国税専門官に向いていない人は以下の6つに当てはまる人です。
- 同情しやすい人
- 数字に苦手意識がある人
- 人と話すのが苦手な人
- 税法に興味がない人
- ストレスに弱い人
- 副業したい人
この6つに当てはまる人が国税専門官になれないとは限りません。
国税専門官には様々な仕事があり、長く続けることで自分にあった仕事が見つかるでしょう。
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