こんにちは、元国家公務員のアールです。
私は国税専門官として法人課税部門で3年間働きました。
今回は、国税専門官として働いた経験から国税専門官に求められる人物像を紹介したいと思います。
僕が国税専門官を退職した理由はこちらから。
「国税専門官になりたいけど、人事はどんな人を求めているのかな?」と疑問に思っている方はいませんか?
そんな方に向けて、国税専門官が求められる人物像について詳しく解説します。
それでは、どうぞ!
国税専門官に求められる人物像は何か?
国税専門官に求められる人物像は以下のとおりです。
- 難航する事案の税務調査でも諦めない粘り強い性格
- 矛盾点や問題点に気づける分析能力
- ストレスの多い環境でも耐えれる忍耐力
以下にそれぞれの項目について詳しく解説していきます。
なぜ、粘り強い性格が求められるのか?
国税専門官にはしばしば粘り強さを求められることがあります。
例えば、税務調査では、相手が100%脱税を行っているとわかっていてもなかなか証拠が押さえれないことがあります。
そのような時にあきらめずに、多数の取引先や銀行に聞き込みへ行って、粘り強く調査を行う力が求められるのです。
一方ですぐに諦めるような人は、税務調査でなかなか結果を出せず、すぐに辞めてしまいます。
税務調査は泥臭い作業の連続であり、それでも粘り強く税務調査ができる人は人事には魅力的に写ります。
なぜ、分析力が求められるのか?
国税専門官には分析力が税務調査の結果を左右します。
税務調査は、ずっと行えるわけではなく、時間に限りがあります。
時間に限りがある税務調査に求められるものは効率的な仕事であり、効率的に仕事を行うためには、分析能力が求められるのです。
具体的にいくと、国税専門官は帳簿を見せてもらうときに、最初全般を見て、おかしな経費科目を分析して、その経費を重心的に調査を行います。
もし、分析力に欠けていると、全くの的外れの科目を調査することになり、税務調査で結果を出せません。
なぜ、忍耐力が求められるのか?
国税専門官はストレスの多い職場です。
そのため、ストレスに耐えられる忍耐力が求められます。
なぜ、ストレスが多いのかというと、国税専門官は嫌われる仕事であり、税務調査に行った時も納税者から散々文句を言われることが、しばしばあります。
そのような環境では、仕事でやりがいを感じにくく、自分が何のために仕事をしているのわからなくなり、ストレスを感じやすくなります。
ストレスが原因で仕事を退職する職員は多いため、人事もそれを恐れてストレスに耐えることが出来ない人は、すぐに辞めてしまうのではないかと採用することをためらいます。
まとめ
最後に今回のおさらいをしましょう。
国税専門官に求められる人物像は以下のとおりです。
- 難航する事案の税務調査でも諦めない粘り強い性格
- 矛盾点や問題点に気づける分析能力
- ストレスの多い環境でも耐えれる忍耐力
この記事を読んで国税専門官を目指す人の参考になれば嬉しいです。
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