こんにちは、元国家公務員のあーるです。
僕は国税専門官の法人課税部門で3年間働きましたが現在は退職しました。
僕が国税専門官を退職した理由はこちらから。
国税専門官を目指す人の中で、「国税専門官に向いている人ってどんな人だろう?」と疑問に思われた方はいませんか?
そんな方に向けて、国税専門官が向いている人は具体的にどんな人なのかについての記事を書きました!
本記事を読んで、国税専門官を目指すうえでの参考になれば嬉しいです。
それでは、どうぞ!
国税専門官が向いている人とはどんな人?
国税専門官に向いている人は以下の5つに当てはまる人です。
- 専門知識を身につけたい人
- 分析能力が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 地道な努力ができる人
では、それぞれの項目について解説していきます。
専門知識を身につけたい人とは?
国税専門官になるためには、税法に関する深い専門知識が必要です。
しかし、税法は複雑で難しいため、専門知識を身につけるためには、長い年月を要します。
そのため、専門知識を身につけたいと思っている人は、学ぶ意欲も高く、勉強を苦に思うことがないため、国税専門官でも長い年月をやっていけるでしょう。
僕は、全然勉強をしてこなかったから、知識が身につくことなく、苦労しました
国税専門官になるためには、勉強をして、税法の変化に適用することが必要不可欠です。
分析能力が高いとは?
国税専門官は高い分析能力が求められます。
国税専門官は、調査に行く前に申告書や決算書を分析して、どこに問題点があるかどうか分析します。
例えば、決算書から過去5年分の各経費を並べて、「外注費がある年に急増しているから架空外注費が想定されるな」とかです。
このようにある年に何の経費が突出しているとかは、簡単な分析ですが、実際にはもっと高度な分析が求められます。
分析によって、できるだけ多くの問題点を見つることができれば税務調査を有利に進めることができます。
税務調査には優れた分析力が求められるのです。
コミュニケーション能力が高い人とは?
税法の知識は複雑で難しいです。
そのため税金の知識が乏しい一般納税者は、国税専門官に対して、質問をしていきます。
国税専門官は、専門知識を分かりやすく説明し、納税者と円滑なコミュニケーションを取るスキルが必要です。
また、税法の変更に伴った説明も一般の納税者に行うことがあります。
したがって、専門知識を共通の言葉で伝える能力は必要不可欠です。
加えて、税務調査は納税者に質問をすることから始まります。
納税者から必要な情報を聞き出すコミュニケーション能力も求められます。
国税専門官には、様々なコミュニケーション能力が求められるのです。
地道な努力ができる人とは?
税務調査は地道な作業が多く、忍耐強さとコツコツとした努力が必要です。
例えば、怪しい取引があり、その資金がどのような流れになっているかどうかを調べるために、何件もの銀行調査に行き、入手した預金履歴をエクセルへ打ち出す作業を何日もかけて行うこともありました。
何日時間をかけてもその努力が必ず結果に結びつくとは限りません。
結果に左右されず、地道な努力ができる人はそれだけでも国税専門官に向いているのです。
税務調査は予想以上に地味な作業だよ。
まとめ
最後に今回の内容をおさらいしましょう。
国税専門官に向いている人は以下の4つに当てはまる人です。
- 専門知識を身につけたい人
- 分析能力が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 地道な努力ができる人
この4つに当てはまらない人が国税専門官に向いていないとは限りません。
国税専門官には様々な仕事があり、長く続けることで自分にあった仕事が見つかるでしょう。
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